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2006年 01月 01日
![]() 2006年になったところで。 諸事情により、しばらくこのblogは休止いたします。 短い間でしたが、ご覧下さったみなさまありがとうございました。 2005年 10月 28日
![]() 久しぶりに遠出しました。目的地は金沢。 もち、日帰り。バスで。 ゲルハルト・リヒターの展覧会『鏡の絵画 Painting as Mirror』はどうしても観ておかないといかんような気がしたので。そして、今更ながら、金沢21世紀美術館を観てないのはまずいだろうと思ったので。 さて、建築はさておき、展覧会はなかなかとよいものでした。 という感想は実は、会場その場で感じたものではなく、友人と今回の展示について話していて、後から実感したことなんだけど。正直に言うと、はじめに展示を観ていたときには、なんというか、全然、入ってこなかった、ぐっとこなかった。(わかりにくい表現だ)で、最後まで案外さらさらーと観てしまって、『あれ?こんだけ?』といった感じだった。 『鏡の絵画』という名のとおり、鏡という境界(面)がもつ、現実/仮想、具象/抽象、動/静(時間性)、主観/客観…。といったキータームを包含する、さまざまなメタファーになるいわば、“/”のようなものなのかなぁって感じながらも、なんだか腑に落ちない。 なんだかなぁ…。 そんな感じだったので、一度会場を離れてみることにした。 しばし、名勝・兼六園を徘徊。 しかし、まぁこの美術館はほんとにいい立地条件だこと。 素晴らしいね。 さて、雨の中、一時間ほど散歩して、もやもやが醒めたころにから、再び美術館へ。 (こんな感じでふらふらーと寄れる美術館はよいね、とても) あれ? と思った。なんか気のせいかな?(もちろんただの気のせいだが。) 一瞬絵が変わったように感じた。 同じ絵なのに、ほんの少し絵が変わったような気がした。 移動とか、風化とかそういった変化でなく、そして僕の心情の変化というわけでもなく。 とにかく、なにかゆらゆらと動いた上で、 たまたま一時的にいまこの絵として落ち着いている。 そんなようにみえた。 それからというもの、すべてを読み解くことはできないが、いくつかたいへん興味が湧く作品に出会えた。ひとりで勝手にああ、そうか、この作品はそういうことなんだな、なんて考えながら。 なるほど、鏡ね。 それは、存在をリテラルにもまたフェノメナルにもうつす(映す/移す/写す)ものなのかな。 通常、そこにあるとされる美術は変わらない。 モナ=リザはいつだって微笑みかけるし、考える人はいつだって執拗に考えている。 しかし、ここでの絵画は対象そのものをみることでなく、重ね合わされた意識としての壁、その先をみること、はたまた、みる/みられるということをみせることで、そのあたりまえとされた意識を揺すること。 あり得る話ではないが、今回の展示はとても幽霊のようなものだった。(とてもいい意味で。) *plus そういえば、鏡で思い出した。 僕は幼少のころ、家の三面鏡で遊ぶのが大好きだった。 母親の三面鏡の前で、パタンパタンと扉を開け閉めして、よく怒られた。 正面から自分(実体)を見つめる自分(虚像)、自分(虚像)を斜め後ろから眺める自分(実態)、鏡戸を開閉することで、幾重にも世界は変容し、時折、その中で、だれか違う動き方をするんじゃないか、どこかで、手を振っていたり、指をさされていたりしていやしないか、などといった世界をじっと眺めていた。 こえーな。 今考えると、暗い子だよな。 外に出て遊べって…。 2005年 10月 27日
2005年 10月 10日
melting to the sky
![]() 香港映画が好きだ。 「なぜ、香港なのか」と聞かれたら、とてもミーハーだから、それも理由のひとつなのはたしかだ。『恋する惑星』『天使の涙』『メイド・イン・ホンコン』『インファナル・アフェア』…とにかくきりがない。 ただ、その好きというのは、一概に映画のストーリーそのものが好きというよりは、映像の質感、あるいは湿度感(そんな言葉あるのか?)スピード感に惹かれてしまうといった方がよい。 都市のスピード感、人の流れ、喧騒、高揚、ダイナミズム、…。 そんなのむしろ日本・東京とかでだって体験できるじゃないか、どこにでもある風景じゃないかといえてしまうこともわかる。 それでも、”ここ”にはいつだって、僕は“いる”ことができるのだと思う。 そう感じざるをえない、とても窮屈な気持ちになってしまう。 ところが、いざ異国(今回は香港のこと)の地に着くと、そこの空気、そして目で耳でその場所を知覚していき、徐々に自分をなじませようとしても、むしろ自分が“よそ者”でしかいられないことの気づかされる。 自分と似たような顔立ち、でも、違う。 自分が見たような街、でも違う。 そして、それも悪くないな、と思う。 よそ者ならそれなりの楽しみ方がある。 ふらふら・ふわふわ、これは快楽なのだ。 だから、香港なのだと思う。(結局、答えにはなってないな。) 深ーい理由はない。 [写真:天星小輪(スターフェリー)より、中環(セントラル)の高層ビル群(フォスターのHSBCやI.M.ペイの中国銀行もここに位置している)をのぞむ。天気は曇りそして、霧。] 摩天楼って言葉がある、空を削りとるように高く高く聳えるビル群。 はじめての一人旅、N.Y.に行ったときは、まさにそれ、といった感じだった。でも今回は違った、なんていうんだろう。 すごく、ヴァーチュアル。 観たこともないプロポーションで、建物が引き伸ばされ、あるいはコピー&ペーストされ、そこにあること。この写真を撮った日が曇って霧がかっていたこともあってより強調された。 まるで、幻覚をみているように、空に“溶けていく”感じ。 溶天楼だな。 (ダサいネーミングだけど。) 2005年 10月 07日
![]() 異なるスピードが共存する空間 とりあえず、“スピード”という言葉が最適かどうかは確かでないが、空間の輪郭・イメージを形成するのは、もののカタチではなく、ヒト・モノ・キカイ・ジョウホウ…あらゆる要素の動きというか、エネルギーというか、そういったなにか定着しえない、膨張/収縮、流動/滞留を繰り返すものによって、いつでも空間はたち現れると考えていた。そして、それにカタチを与えることがデザインだと。 とはいえ、そんなこと、なんら真新しいことでもなく、同じようなことを考えている人もたくさんいるだろう。とかく、なにかしらの“挑戦”、“新しく”“面白い”とされるものを求められる状況においては、ふんふん、そうね。と納得はされど、そこまでvividな言及にはなりえないわけだ。 果たして、自分の中にある確かであったはずのものはいったいなんなのだろうと。 行き着く先のない自問自答を繰り返す。 ともかく、巧く表現できない自分の無能さになかばうんざりしたりすることもあるが、そんなときは“旅”にでるのがなかなかと自分の思考の濁りを攪拌してくれると思う。 スピードといって、真っ先に、思いついた都市が香港だった、僕の場合。 よく言われた。「なんで今香港なの?」と。 自分でもよく分からなかったし、今でもなんで香港なんだろうと思う。 でも、おそらく、いや、間違いなく、この場所でなければだめだったんだと思う。 これから、しばらくの間、ちょこちょこと、旅行記を書こう。 いまさら、遅いけど。 いや、今ならまだ遅くないな、きっと。 [写真:とにかく、たくさん走りまわっている、バス。ずっと眺めていて、撮ったもの。合成ではない。] 2005年 10月 06日
2005年 10月 04日
![]() 距離と摩擦 そこにあるもの、近いこと/遠いこと ひとつ/たくさん、単純/複雑、 重なるもの/剥れるもの どこにでもいられるどんなときでも、みんなの中のわたしだけのもの。 付加する・身に纏う・軽いもの かえられるもの 変・帰・買・蛙?・返・代・換・替・孵・飼・還 2005年 10月 02日
![]() on the house 撤去完了しました。 たくさんの人がお手伝いにきてくれて、超高速で、てきぱき、さくさくっと、もとのひろばに。 以前は、まばらに生えていた雑草も刈って、とんぼのかわりに熊手で均して…。 とにかく、すんげぇきれいさっぱり。 思いの他、早く撤去作業が早く終わったので、みなさんとランチへ。 久しぶりにハヤシライスを食す。美味い! この時くらいから、はじめて『終わった』という実感がようやく沁みてきた。 頭がほわーとしてきた。 なんだかんだで、とてもよい展示だったさ!と思う。 何より地域の人に喜んでもらえたし、そして今までとは違った制作だったし。 (なんか、変わったね。と数人に言われた。) 今後の課題はおいおい考えていくっつうことで。 ひとまず、皆様お疲れ様でしたー! ありがとうございますー。 2005年 09月 30日
![]() どんぐりひろばプロジェクトの展示会期が終了し、市政資料館の搬出でした。 さくさくっと搬出作業を終え、会場はもとの空白へ。 なんだか、さみしいもんだね…。 そして、いろいろお世話になった管理人の方へあいさつ。 ほんとに今回この制作を理解して協力してくださったことに多謝。 しかし、話を伺っていると…。 残念なことに、今年限りであおいどんぐりひろばはもとの市有地へと返還されることとなる。 理由は子供が“いない”こと。 こればかりは…仕方がない。 もともと、幼児のためのひろばというひろばであったため、その名の通りではなくなる。 少子化をリアルに感じた。 しかし、on the house のお披露目会で50人近くの人が来てくれ、ほんの少しの時間ではあるがとてもにぎやかな、ひろば(パブリック・スペース)になっていたと思う。 そのことも管理人さんは喜んでくれた。 この制作をやれてよかったと思えた。 うん、でも今回はいろんなことがあって、たくさん新しい人にも会えたし、良い経験だった。 ただ、まだまだやり残したこともたくさんあることは確か。 だから、次へ次へ! これからが楽しみだ~。 2005年 09月 16日
![]() UP遅くなりました!! どんぐりひろばプロジェクト深谷直子×小林聖明による作品『on the house』完成しました~。写真のように、どんぐりひろば敷地全体を高さ40センチの細いデッキ状の構築物と家具のオブジェによるインスタレーションです。 実は、とっくに完成し、9月2日より、展示は始まっていたのですが…。 すみませーーん。 先週末の11日のお披露目会まで、なにやらいろいろバタバタとしていたもので。 とにもかくにも、制作に協力していただいた方、アドバイスをくれた方、道具を貸してくれた方、温かく見守っていてくれた方…。などなどとにかくたくさんの人に…。 ありがとうございます!!!(声を大の大にして) 一時はどうなるかと思いましたが、完成してよかったー。 屋外展示ならではの難しさをいろいろ経験しましたが、どんぐりひろばという街中であったことで、何よりも、嬉しいのが、管理人の方はじめ近隣の方々、通りすがりの人に観ていただけたこと。 作業中も「ご苦労様~」とか「これは何でスか~」とか、いろいろコミュニケーションしていただき、興味を持っていただけたことは嬉しい限り。 公共空間だからこういったことは可能なのですね。 11日のお披露目会では作品を直に観ながら、いろいろなことを伺い、確認できたこと、思いもよらなかったこと、…。たくさんの方から意見をいただきました。 今はまだ、巧く言えませんが、それらを反芻し、また思考をめぐらすこととします。 作品は25日(日)まで、現場・あおいどんぐりひろばにて展示していますので、是非みなさん足を運んでご覧になってください。 地下鉄千種駅5番出口から西へ徒歩2分程度ととてもアクセスしやすいんで!!!
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